測温抵抗体とは

測温抵抗体とは

一般に、金属の電気抵抗は温度の変化に伴って一定の割合で増減します。この性質を利用して温度測定を行う検出器を測温抵抗体と言います。
測温抵抗体の金属材料としては、高純度の白金が多く利用されており、特徴として電気抵抗の温度計数が大きく、しかも高品質での性質の揃ったものが作りやすいといった点があります。

この白金を素線材料とした測温抵抗体を白金測温抵抗体と言います。
一般に白金測温抵抗体は熱電対と比較して低温測定に使用され、精度もよくなります。しかし、速い応答性が要求される場合や表面および微少箇所の測定には不向きです。
それは、白金測温抵抗体が抵抗素子として体積を持つため熱平衡に達するまでの時間が熱電対式温度センサに比べて長いためです。

測温抵抗体の構造

白金測温抵抗体(測温抵抗体)の素子にはマイカ形、セラミック封入形、白金薄膜形などがあります。

測温抵抗体の規定

測定時、測温抵抗体に流れる電流による自己過熱現象を考慮して、公称抵抗値により次のような電流を規定しています。

公称抵抗値(ROの値) 規定電流※
100Ω 1mA、2mA、5mA

A級は1mA、2mA

白金測温抵抗体のリード線取り出し方法

白金測温抵抗体のリード線は、下図のような取り出し方があります。


測温抵抗体とは

二線式は、リード線の持つ抵抗値がそのまま誤差として加算されてしまう結線方法です。


測温抵抗体とは

三線式は、受信器側でブリッジ回路などを組むことによりリード線の抵抗値を相殺する事ができるので多くの受信器で採用されています。


測温抵抗体とは

四線式は、リード線の抵抗値の影響をより正確に除去する事が要求される測定などに用いられます。