アタゴ

アタゴ デジタルECメーターDEC-2

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アタゴ デジタルECメーターDEC-2

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自動温度補正機能搭載 
防水で現場測定に最適(IEC規格529 IP67)
コンパクトで携帯に便利

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製品名 価格
商品コード W-200
アタゴ デジタルECメーターDEC-2
税別 19,800円
(税込 21,780円)
商品コード W-AT-99205
オプション品
校正標準液12.9mS/cm(500ml) RE-99205 ※RE-99204の後継品。DEC-2用校正標準液
税別 3,100円
(税込 3,410円)

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防水デジタルECメーターDEC-2 の用途

土壌や水耕栽培などの農業用に

土壌中の肥料分の診断に用います。EC値が低ければ肥料不足、高いと濃度障害などの判断が出来ます。
土と水を1:5でよく混ぜ、上澄み液で測定。


水系洗浄液・廃液などの工業分野に

■ 廃液のチェックに

養殖場、水槽の水質管理

河川・地下水の水質診断

伝導率による液体濃度管理

その他水溶液の伝導率測定

塩害対策に

防水デジタルECメーター の仕様

型式 4340
測定範囲 導電率0.00~19.90mS/cm
最小表示 導電率0.10mS/cm (小数点2桁目は0表示のままです)
導電率測定精度 ±0.20mS/cm(0.0~10.0mS/cmにおいて)
±0.40mS/cm(10.10~19.90mS/cmにおいて)
測定温度 0~50℃自動温度補正
校  正 0.71g/100g食塩水にて校正
電  源 ボタン型電池(LR×44)×4個
材質 本体筐体:ABS樹脂 / 電極:SUS304
防水保護等級 JIS-C0920 7級防浸形
IEC規格529 IP67
寸法・重量 4.5×3.0×16.3cm、 90g

デジタルECメーターDEC-2を塩害対策に

海水に含まれるNaClが塩害要因になります。 塩害対策用ECメーターとして使用できます。海水に含まれるNaClが塩害要因になります。 デジタルECメーターDEC-2で土壌の電気伝導度(EC値)を測定することにより、除塩が必要かどうかの目安の計測が可能です。

EC値:0.3~0.6ms/cm以上であれば除塩が必要です。
土壌:水=1:5の割合で振りまぜ、その上澄みをECメータで測定します。

耕起、湛水作業、代かき作業、静置、排水、ECメーターで数値確認し、0.6以上であれば、

数値が下がるまで繰り返す。

※塩分濃度が高い場合は、消石灰、炭酸カルシウムを100kg/10a散布し、代かき後に排水するなどの対策が必要になります。


●土壌中に塩分が過剰に存在すると、土壌溶液の浸透圧が増加して、植物の根の吸水機能の低下や直物体外への水分流出がおこり、水分不足(生育障害)となって植物が枯死。

●海水が土壌中に浸入すると、土壌の単粒化や緊硬度を高め、土壌の浸水性が著しく低下。

排水不良による作物の根腐れが発生。

農林水産省・農村振興局「農地の塩害と除塩」より抜粋


pHとEC(導電率)による簡易土壌診断法

高pH、高EC土壌

窒素成分、塩基成分(石灰、苦土、加里)がすべてにわたって過剰に蓄積しているほ場に多くみられます。
作物の生育は地上、地下部ともに悪い場合が多いため、過剰養分の施用は極力避けます。

低pH、高EC土壌

pH低下の原因は石灰などの塩基の不足ではなく、硝酸や硫酸のような陰イオンの蓄積によります。
作物の生育は地上、地下部ともに悪いため、できれば、硝酸性窒素含量を測定し、窒素肥料の過剰施用は極力避けます。

高pH、低EC土壌

塩基成分は多いが窒素成分は少ない土壌です。
地上部の生育はひ弱で、かつ高pHにより微量要素欠乏が出やすくなります。石灰質資材などの余分な塩基類の施用は避け、窒素肥料は基準量を施用します。

低pH、低EC土壌

窒素成分、塩基成分とも不足状態にあります。
作物の葉色は淡く、ひ弱です。石灰質資材の施用によりpHを矯正し、窒素肥料は基準量施用します。

pHとEC、両方の数値を合わせて診断することによってより詳しく土の栄養状態がわかります。