サトテック

振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテック

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振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテック

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校正書類の発行可:有償
 

機械の故障予知を現場で「異常診断」と「その原因」がわかる高機能振動計がおすすめ。。
一目瞭然のISO評価基準。機械の判定を数値と赤黄緑カラー判定。
カラー大画面で軸受けの劣化度合いを知ることができ、回転機械の故障予知が可能。
操作は簡単。メモリ保存機能つき(200件) 。単3形リチウム乾電池 50時間
アンバランス、ミスアライメント(芯ずれ)、ゆるみなどの一般的な振動異常を、変位や速度により自動診断します。ポンプ、モーター、ファン、ベアリング(軸受)等の振動測定が可能。
FFT解析(周波数スペトル)をつかった振動周波数のグラフ表示に加え、振動の大きさやベアリング劣化状態をモニターできます。

送料/代引手数料無料 本体のみ 注文FAX 各種お問合せ 見積依頼 校正付見積依頼
製品名 価格
商品コード SVB-015-11
即納
本体保証つき
振動計 TPI-9071 (分離型) 判定振動計(FFT分析機能付)ベアリングチェッカー, サトテック ※分離型センサープローブ(IEPE型加速度センサー/マグネットベースA9073つき)
税別 158,000円
(税込 173,800円)
商品コード SVB-015-55
即納
オプション品
保護ケースA9086(TPI-9070/9071/9080用)マグネット固定 サトテック ※背面マグネット付きで、固定設置ができ効率アップが可能
税別 9,800円
(税込 10,780円)

振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテックの特長

■振動値は、速度、ベアリングの劣化度(BDU)、加速度gの3つの数値を同時に表示
■3つの簡単振動分析モード(アンバランス、ミスアライメント、ゆるみ)
■FFT分析は100ラインと800ラインで表示
■手のひらサイズのコンパクトボディ
■単3形リチウム乾電池(1.5 V)×2本で動作
■IP67相当の防塵防水性能
■分離型センサープローブ(IEPE型加速度センサー/マグネットベースA9073つき)

振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテックの測定結果

振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテックの測定結果

速度について(ISO規格に準拠)

・上の部分には、ISO規格に準拠した速度のRMS値(速度の実効値)が表示されます。単位はmm/sで表示。
・RMS値は10 Hz(600 rpm)~1 kHz(60,000 rpm)までの振動周波数のものです。
・また数値の背景色は下表の評価基準に基づき、機械のコンディションを示しています。

色で判断できるのでわかりやすい
進化した機械設備診断技術で効率アップ!
交通信号のように、ISOを参考にした赤・黄・緑のカラーで診断できます。

測定する機械のサイズや種類は設定ウィザードで設定することができます。
測定する機械のサイズや種類は設定ウィザードで設定することができます。

ベアリング劣化度(BDU値)について

ベアリング劣化度(BDU値)について
左下の数値はベアリングの劣化度を表すBDU値です。 BDUはベアリングの摩耗状態の目安になる数値です。数値が高いほど危険な状態であることを表します。

1g(ジー)の高周波振動(100 BDU)は、ベアリングが損傷している指標を表しています。したがってベアリングノイズの数値は軸受摩耗率の指標と考えることができます。

初期設定では、BDUが100以上のときは数値の背景色が赤になり、BDUが50~100の場合は、黄色(オレンジ)、50以下になると緑色になります。

ベアリング劣化度BDUの警告レベルは設定ウィザードにて変更することができます。

加速度(g)について

ISO周波数レンジ10 Hz~10 kHzにおける振動のRMS(平均)値です。単位は重力加速度gで表します。(1 g=9.81 m/s2)

自動診断機能

自動診断機能
□ボタンを押すと、3つの周波数帯に分割した振動速度(mm/s)が表示されます。機械の回転速度に対して振動周波数の等倍、2倍、3倍をそれぞれ1X、2X、3Xとして、バーグラフで表示します。この振動解析には、設定ウィザードにおいて機械の回転数(Run Speed)を正しく設定する必要があります。

1X(アンバランス:不釣り合い)

左側のバーグラフは機械の回転速度(周波数)と振動周波数が同じ場合で、機械のバランスの良さを示します。この数値が大きい場合、機械がアンバランスであることを意味します。ランスの良い機械だと、非常に小さな値になります。(中型機械の場合、約2 mm/s以下)

『アンバランス』とは、回転軸まわりのローターの質量が一様に分布していないことによって、回転時の各質量に働く遠心力が全体としてつりあわずに発生する振動現象です。
回転体の減肉・摩耗やスケールの不均一な付着、ローターの曲がり・偏心等によって生じます。


2X(ミスアライメント:芯ずれ)

中央のバーグラフは回転速度の2倍の振動周波数を表し、ミスアライメントが発生しているかどうかを示しています。

『ミスアライメント』とは、軸継ぎ手で結ばれた二本の回転軸の中心線がずれている場合に発生する振動現象です。


3X(ゆるみ)

側のバーグラフは回転速度の3倍の振動周波数を表し、ボルトのゆるみや基礎の脆弱性などの可能性を示しています。

『ゆるみ』とは、基礎ボルトのゆるみや、軸受の摩耗などによって発生する振動です。


振動計TPI-9071の測定結果【画面3】 周波数スペクトラム FFT解析

振動分析画面でさらに□ボタンを押すと振動レベルが周波数スペクトラム(0~1 kHz)で表示されます

振動分析画面でさらに□ボタンを押すと、振動レベルが周波数スペクトラム(0~1 kHz)で表示されます。ピークの高さはスペクトルの各周波数ポイントにおけるRMS振動レベルを表示しています。(mm/s)

画面右の数値は、赤い点線が示す位置での周波数およびRMS振動レベルです。赤い点線は◁/▷ボタンで左右に移動でき、ピーク位置と重なると赤い+マークが表示されます。

□ボタンをさらに押すと、表示分解能が100ラインから800ラインに上がり、8倍の拡大表示になります
□ボタンをさらに押すと、表示分解能が100ラインから800ラインに上がり、8倍の拡大表示になります。100ラインと同様に、◁/▷ボタンで赤い点線を左右に移動できます。

設定方法(設定ウィザード)

設定方法(設定ウィザード)

振動計TPI-9071判定振動計(FFT分析機能付)サトテックの各部名称

振動計TPI-9071の仕様

型式番号 TPI-9071
加速度センサー IEPE型センサー
センサー感度 約100 mV/g
周波数レンジ 速度(ISO) 2Hz~1kHz(<600 PRM)
10Hz~10kHz(≧600 RPM)
加速度(Total g) 10Hz~10kHz
ベアリング劣化度(BDU) 1kHz~10kHz
最大周波数分解能 1.25 Hz(FFT 800ライン設定時)
振動単位 加速度 g(RMS)
速度 mm/s(RMS)
ベアリング劣化度 BDU(1g RMS = 100 BDU)
速度精度 ±5%
周波数単位 Hz、RPM、CPM
入力範囲 ±60g
ダイナミックレンジ 72 dB(分解能0.05 g)
VA 診断帯域
RPM:回転速度
アンバランス 1× RPM
ミスアライメント 2× RPM
ゆるみ 3× RPM
記憶容量 200データ(全10ブロック:各ブロックに20件ずつ保存)
電源 単3形リチウム乾電池×2本(Energizer社製推奨)
自動電源オフ機能 一定時間ボタン操作なしで自動的に電源が切れます。
1~60分まで設定可能
電池寿命 通常使用約50時間(自動電源オフ機能使用、明るさ設定により異なります)
使用環境 0~50 °C
保管環境 0~70 °C
寸法 本体:H200×W60×D26 mm、プローブケーブル長さ:約80 cm~ 200cm
重量 本体:約250 g(電池含む)、プローブ:約270 g(センサー部:約210 g、ケーブル:約60 g)
保護等級 IP67(ゴムパッキンが正しい位置で、電池カバー部が確実に密閉されていること)
付属品 取扱説明書
テスト電池(本体にセットされています)
IEPE型 加速度センサーA9014+カールケーブルA9013、マグネットベースA9073
ナイロン製保護ケース
販売元

株式会社佐藤商事 

振動計の世界的メーカーティ・ピー・アイ社の日本正規代理店

修理や不具合点検など、弊社にお気軽にご相談ください。

オプション

保護ケースA9086 保護ケースA9086

背面マグネット付きで固定設置ができ効率アップが可能


ロングコンタクトピン A9072ロングコンタクトピン A9072

標準のセンサーで届かない箇所やマグネットベースが使用できない狭い箇所の測定に使用可能。
■サイズ:直径8mm × 長さ100mm
※測定時、コンタクトピンの当て方により測定値が変動することがあります。

動画で紹介

参考資料

振動の変位、速度、加速度の関係

振動の変位、速度、加速度の関係

振動評価基準

振動評価基準

■基礎について
上の表中にある『基礎』とは、機械の基礎状態が『固い(Rigid)』、『柔らかい(Flexible)』は回転機械とその取付けられた基礎を含む固有振動数が回転機械の一次危険速度の25 %以上かどうかで判断されます。 例えば、回転数が1800 rpmの回転機械(一次危険速度は30 Hz)が基礎の上に固定されている場合で、基礎を含む固有振動数が37.5 Hz(=30 Hz × 1.25)以上の場合は『固い』基礎に分類され、37.5 Hz未満は『柔らかい』基礎に分類されます。

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