笠原理化
アンモニア・亜硝酸・硝酸測定器セット NH4/NOX-3Z-A
■NH4/NOX-3Zの後継機種
比色法により、「アンモニア性窒素」、「亜硝酸性窒素」、「硝酸性窒素」を9段階に測定可能。
1台の比色試験器と比色盤3枚、角型比色管2本、測定試薬(3項目、50回分)のセット。
【セット比色円盤】
・アンモニア性窒素(NH4-N)NH4-1Z-A
・亜硝酸性窒素(NO2-N)NO2-N-1Z
・硝酸性窒素(NO3-N)NO3-N-1Z
この製品は販売終了いたしました。
特徴
- 比色盤の交換が簡単
- 試験器は永久磁石付扉によるワンタッチ開閉操作
- 光学系はプリズム、レンズ付ファインダー付で正確な比色可能
- 高性能コンパレーターディスク群
- アンモニア性窒素-:インドフェノール法
- 亜硝酸性窒素:GR変法
- 硝酸性窒素:還元GR変法
セット詳細
アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸窒素の測定器セットNH4/NOX-3Z-A
- 比色試験器1台
- 比色盤3枚(3項目各1枚)
- 角型比色管2本
- 測定試薬セット(3項目、50回分)
- 携帯ケース
各測定範囲と付属試薬
アンモニア性窒素 (NH4-N)
測定範囲 | 0.0/0.2/0.5/1.0/2.0/4.0/6.0/8.0/10.0 NH4-N mg/L |
---|---|
付属試薬 | アンモニア態窒素測定試薬(NH4-Z-RA 50回分、NH4-Z-RB 18ml) |
別売品 | アンモニア態窒素測定試薬(NH4-Z-RA 100回分、NH4-Z-RB 50ml) |
亜硝酸性窒素 (NO2-N)
測定範囲(NO2-N) | 0.006 | 0.012 | 0.03 | 0.06 | 0.09 | 0.15 | 0.18 | 0.24 | 0.3 | NO2-N mg/L |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(亜硫酸イオン換算) | 0.02 | 0.04 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | 0.5 | 0.6 | 0.8 | 1.0 | NO2-mg/L |
付属試薬 | 亜硫酸性窒素測定用パック試薬(NO2-T-RA 50回分、NO2-T-RB 50回分) |
※亜硝酸性窒素から亜硝酸イオンを求めるには、亜硝酸性窒素濃度に3.3のファクターを掛けます。
計算式: NO2-N (mg/l) ×F:3.3=NO2mg/l
●比色管の標線(10ml)まで採水/計量
硝酸性窒素 (NO3-N)
測定範囲(NO3-N) | 0.05 | 0.1 | 0.2 | 0.5 | 0.9 | 1.3 | 1.8 | 2.2 | 4.5 | 9段階比色 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(硝酸イオン換算) | 0.2 | 0.5 | 1.0 | 2.0 | 4.0 | 6.0 | 8.0 | 10.0 | 20.0 | |
付属試薬 | 硝酸測定用試薬(NO3-T-RA、NO3-T-RB 各50回分) |
※硝酸性窒素から硝酸イオンを求めるには、硝酸性窒素濃度に4.43のファクターを掛けます。
計算式: NO3-N (mg/l) ×F:4.43=NO3-(mg/l)
名称 | アンモニア・亜硝酸・硝酸測定器セット NH4/NOX-3Z-A | |
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標準付属 | 比色試験機 1台、比色盤 計3枚(アンモニア性窒素 NH4-1Z-A、亜硝酸性窒素 NO2-N-1Z、硝酸性窒素 NO3-N-1)、角型比色管(蓋付き)2本、携帯ケース、測定試薬セット(各2種 50回分付き) |
測定できる各窒素について
アンモニア性窒素とは
窒素成分のうちアンモニウム塩であるものをいう。
水中のアンモニア性窒素は、し尿、工場排水などの混入によって生ずるもので、水の汚染を推定するための一指標となっている。
亜硝酸性窒素とは
亜硝酸性窒素は亜硝酸塩として含まれている窒素のこと。
水中では亜硝酸イオンとして存在する地下水汚染の原因物質。
硝酸性窒素と同様、肥料や家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、きわめて不安定な物質。
好気的環境では硝酸性に、嫌気的環境ではアンモニウム性に速やかに変化。
作物に吸収されずに土壌に溶け出し、富栄養化の原因となる。
亜硝酸性窒の人に与える影響としては、嘔吐、チアノーゼ、虚脱昏睡、血圧低下、脈拍増加、頭痛、視力障害等が見られる。
水道水の現在の水質基準は10mg/L以下(硝酸性窒素、アンモニア酸性窒素を含む)であるが、1999年には、地下水や、河川などの公共水域にも同じ値の環境基準が設けられた。
硝酸性窒素とは
硝酸塩として含まれている窒素のこと。
水中では硝酸イオンとして存在し、肥料、家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、作物に吸収されずに土壌に溶け出し、富栄養化の原因となる。
人が硝酸性窒素を多量に摂取した場合、一部が消化器内の微生物により還元されて、体内に亜硝酸態窒素として吸収され、血中でヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンとなり、これは酸素運搬能力がないため、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態となる(メトヘモグロビン血症)
硝酸性窒素は胃の中で発ガン性のN-ニトロソ化合物を生成する
水道水では1978年に水質基準が設けられ、現在の基準は10mg/L以下(硝酸性窒素の分解過程でできる亜硝酸性窒素を含む)。1999年には、地下水や、河川などの公共水域にも同じ値の環境基準が設けられた。
比色盤の交換と各試薬でさまざまな水質検査が可能 残留塩素、pH、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素、全リン、リン酸イオン、オゾン、ホウ素、COD、過マンガン酸カリウム消費量などの測定が可能。 |