サンコウ 表面塩分計SNA-3000
表面に付着した塩分を簡単測定。
橋梁、船舶、鉄塔、プラント等の塩害防止塗装の可否を簡単、迅速にチェックできます。
(JIS Z 0313に対応)
製品名 | 価格 |
---|---|
商品コード K-SNA3000
サンコウ 表面塩分計SNA-3000
|
税別 285,000円 (税込 313,500円) |
サンコウ 表面塩分計SNA-3000 の特長
- ■表面に付着した塩分を簡単に測定
- ■橋梁、船舶、鉄塔、プラント等の塩害防止塗装の可否を簡単、迅速にチェックできます(JIS Z 0313に対応)
- ■船舶・橋梁等大型鋼構造物の塗装前の鋼表面清浄度診断用表面塩分計
- ■塗装前の洗浄度のチェックの信頼性を高め、作業効率を大きく高めます
- ■表面塩分濃度を水可溶性塩分濃度表示、塩化ナトリウム濃度表示、電気伝導率表示の3種類の方式で直読
- ■測定セルを測定対象に固定し、測定水(純水)を注入するだけで表面の塩分濃度が測定できます
- ■プレッスル法のように粘着剤で表面を汚すことはありません(測定物は平板の磁性体が対象)
- ■橋梁、船舶、鉄塔、プラント等の塩害防止塗装の可否を簡単、迅速にチェックできます。(JIS Z 0313に対応)
- ■塩分濃度(mg/m2)をリアルタイムでデジタル表示
- ■温度補償により常に25℃換算値を自動表示
サンコウ 表面塩分計SNA-3000 の測定方法
測定対象(鋼製)に固定した測定セルに一定量の純水を注入し、表面塩分を溶解させ、その電気伝導率を測定します。
この測定値から水可溶性塩分濃度、または、塩化ナトリウム濃度に演算して表面塩分濃度を表示します。
サンコウ 表面塩分計SNA-3000 の手順
- 1. 測定セルを測定対象に固定
- 2. 純水10mLを注入用シリンジで注入
- 3. 本体のStartキーおよび、測定セルの攪拌スイッチを押す
- 4. 測定終了とともに測定値を表示、保存
- 5. 測定セルの攪拌を止める
サンコウ 表面塩分計SNA-3000 の仕様
本体の仕様
測定方式 | 電気伝導率法 | |
---|---|---|
測定モード | 水可溶性塩分(ISO 8502-9の換算式) | |
塩化ナトリウム(Nacl) | ||
電気伝導率 | ||
測定範囲 | 水可溶性塩分 | 0-199.9mg/m2
0-1999mg/m 2(オートレンジ) |
塩化ナトリウム(Nacl) | ||
電気伝導率 | 0-199.9μS/cm、
0-1.999mS/cm(オートレンジ) | |
温度 | 0-50℃(表示範囲:0-99.9℃) | |
動作温度範囲 | 0~40℃ | |
測定時間設定 | 1分、3分、0分(連続) | |
データメモリ | 300点 | |
電源 | 単3アルカリ乾電池×2本 オートパワーオフ機能付 | |
寸法重量 | 70(W)×約207(H)×41(D)mm、約310g |
セルの仕様
型式 | ELC-006 |
---|---|
極材質 | SUS-316 |
測定面積 | 1250mm2 |
使用液量 | 10mL |
攪拌機能 | モーター直結攪拌子による |
ケーブル長さ | 1m |
攪拌用電源 | 6F22形乾電池1個 |
質量 | 約680g |
サンコウ 表面塩分計SNA-3000 の標準付属品
- ■測定セルELC-006、注入用シリンジ(チューブつき)、単3形アルカリ乾電池(テスト用)2本
- ■6F22形乾電池(テスト用)、電気伝導率セルチェック用C液 100mL、ストラップ、専用ドライバー、取り扱い説明書
お客様からのご質問
SNA-3000はマグネットで固定するタイプのようですが、錆が発生している鋼板でも問題なく固定できて測定できるのか、また、水を注入して攪拌するという行為がある中では気密性も求められるかと思いますが、錆がある凹凸面で気密性が保たれるかなど不安要素があり、このような状況下でも測定できるものなのかどうか知りたく思っております。
また、錆が発生している場合には、塩分は錆の中に入り込んでいることが考えられますが、そのような状況でもきちんとした測定値が出るのかどうかもわかりません。
本装置は、これから塗装しようとするフラットな鋼板を対象とし、錆が発生しているような鋼板を想定しているものではなく、使用に関しては適合していないかもと思いお問い合わせする次第です。
この製品は、本来船舶や橋梁等を対象にした塩分測定器ですので、多少の錆でも使用できるかとは思います。
実際には、磁石で固定しますが、接地面にOリング(パッキン)が着いており、その中で隙間をなくした状態で純水を注入していただく方法となります。仮に、密着できれば、錆の有無に関係なく測定はできるものとご理解下さい。
また、前面にわたって凹凸が生じているような場合や、他の異物が付着しているような場合は、密閉状態に保持することは難しいと考えられますが、程度によって異なるため、適否のご判断まではできかねることをご了承下さい。