ASR 蛍光式酸素計 FOM-1400 パネルマウント型

ASR 蛍光式酸素計 FOM-1400 パネルマウント型の測定原理

蛍光物質に紫外線を照射したときに発する蛍光の強度(明るさ)は、周囲の酸素分子の量と反比例の関係にあります。
この蛍光強度の変化量から酸素濃度を測定します。

ASR 蛍光式酸素計 FOM-1400 パネルマウント型の特長

■高圧蒸気滅菌対応の堅牢な構造

■センサープローブはインライン型/投げ込み防水型から選択

■気中・液中はもとより、真空環境下や海水、土壌中の測定も可能

■試料自身の流速を必要としない為、静止流体や少量サンプルの測定が可能

■ポーラロ電極のように長時間に渡る使用前の分極操作を必要としない為、すぐに測定が可能

■プロセス中の電解液の劣化がない為、長期間の連続測定が可能

■メンブレンを使用していない為、粉体中の酸素濃度測定も目詰まりの心配なく測定が可能

■JIS7921「蛍光式酸素濃度計」の性能に準拠した確かな信頼性

■RoHS指令準拠の安全・衛生的なデザイン

■膜・電解液の頻繁な交換作業が不要

■消耗品は交換頻度の少ないセンサーチップだけ(推奨：年1回交換)

ASR 蛍光式酸素計 FOM-1400 パネルマウント型の用途

バイオ、化学、環境など様々なシーンでの酸素濃度測定が可能。
液中、気中、静止流体、少量サンプル、真空下、食用油、海水、土壌、ヘドロ等

食用油の品質管理/ 乳製品の品質管理/ 実験室でのサンプル測定

グローブボックス内真空度測定/ 滅菌装置内のガス置換度測定/ 機械油の溶存酸素測定/ 培地中の溶存酸素測定

河川、海洋の溶存酸素DOモニタリング/ 下水処理上の溶存酸素DOモニタリング

• 高圧蒸気滅菌を行うバイオテクノロジー等の分野
• 計測が困難であった真空下・高圧環境下の実験を行う化学工業分野
• 高圧環境にさらされる深海などと関連が深い海洋分野
• より厳しい品質劣化管理を求められる食品業界
• 酸素を自己消費がなく、静止流体・少量サンプルの測定が可能
• バイオテクノロジー業界
• 培養タンク中の溶存酸素測定

ASR 蛍光式酸素計 FOM-1400 パネルマウント型の仕様

変換器
型式	FOM-1400
測定範囲	酸素濃度（O₂）: 0.0～30.0% （酸素分圧表示） 溶存酸素（DO): 0.00～10.00 mg/L 温度 : 5.0～45.0 ℃ 飽和率: 0.0～120.0%
表示範囲	酸素濃度（O₂）: 0.0～50.0% （酸素分圧表示） 溶存酸素(DO): 0.00～20.00 mg/L 温度 : 0.0～50.0 ℃ 飽和率: 0.0～150.0%
伝送出力	DC0～5000 mV/0.0～30.0 ％または0.00～10.00 mg/Lまたは0.0～120.0% DC0～120 mV/0.0～30.0%または0.00～10.00 mg/Lまたは0.0～120.0% ※スケールは任意設定可能
校正方法	2点校正
その他機能	校正値自動安定判定機能、測定値自動安定判定機能
使用環境温湿度	温度: 5～45℃ 湿度: 20～85 %RH
サイズ	48×96×83.5 mm (センサーコネクタ部込み: D103 mm)
重量	約220 g
付属品	ACアダプタ(AC100V DC12V 0.3A) 1.5 m
センサープローブ
タイプ	インライン型	投げ込み防水型
型式	WP-xxxJ ※xxx部はセンサノズル長(mm)(120/170/220/320 mmから選択)	WP-XS2
測定方式	酸素濃度測定: 光学式（消光現象による蛍光強度の測定） 温度測定: 半導体センサ
再現性	F.S±0.5 % (at 1気圧 25℃)
ドリフト	1週間 F.S±0.5 %以内 (at 1気圧 25℃)
検出端材質	センサノズル: SUS316 センサチップ: 鋼部SUS316 、 PX ガラス（テフロンコーティングした蛍光物質を塗布）	センサノズル: SUS316 、 保護カバー: ジュラコン センサチップ: 鋼部SUS316 、 PX ガラス（シリコンコーティングした蛍光物質を塗布）
検出端寸法	センサ径: Φ12 mm、センサノズル有効長: 120/170/220/320 mm 接続ネジ部: PG13.5
諸特性	温度: 5～45℃ 耐薬品性: 2～12 pH 耐圧: 0.2 MPa 蒸気滅菌: 121℃、0.2 MPaで1時間 (※オートクレーブ可)	温度: 5～45℃ 耐薬品性: 2～12 pH
サイズ	Φ18.5×長さ(センサーノズル有効長 +72)mm センサケーブル長: 標準 2 m	Φ38.1×長さ163 mm センサケーブル長: 標準 5 m 直付型
質量	約300 g以下	約590 g
消耗品	センサチップ交換頻度 1～2回/年（推奨）※使用環境・使用頻度による