超音波硬度計 UCI式硬さ計T-U2
圧痕が小さい。製品検査でも使用が可能 硬化層の硬さ測定等に最適な10N(1kgf)プローブが付属。
UCI(超音波接触インピーダンス)式の硬度計。
■ 熱影響部用の硬さ計(硬度計)
■ 溝部、複雑形状部の硬さ計(硬度計)
■ 浸炭・窒化熱処理の表面の硬さ計(硬度計)
■ 鉄の硬さ(硬度)を正確に測定
■ 1mm以上の厚さがあれば測定可能
また圧痕が非常に小さいため、製品検査にも使用可能
特長
■ UCI(超音波接触インピーダンス)式硬さ計は、ビッカース硬さ試験機をベースに開発された硬さ測定方法
■ 他の硬度測定に比べ圧痕が小さく、測定対象が薄物・軽量部品でも測定が可能
■ 小型で持ち運び可能なハンディタイプの硬さ計ため、製造現場や屋外での硬度測定も可能
■ 硬さスケール:HRC、HV、HB、Mpa
■ UCI式硬さ計のプローブロッド先端には、ピラミッド形のダイヤモンド圧子が取り付けられています。
■ プローブロッドは共振周波数で振動しており、ダイヤモンド圧子が測定箇所に所定の荷重で押し付けられると、共振周波数が金属の硬さに応じて変化します。
■ この共振周波数の変化を、硬さ計本体が電子的に読み取り硬さを算出します。
■ 従来のビッカース硬さ試験では、圧痕の大きさを顕微鏡で評価しますが、
UCI法では圧痕を電子的に評価するため、正確な硬度を測定する事ができます。
用途
■UCI法では、軽くて薄い試験体の硬度測定が可能
■光沢仕上げされた試験体の硬度を正確に測定
■溶接の熱影響部(HAZとは)
熱影響部とは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語。
熱影響部は、溶接や切断などによる熱で組織(機械的性質など)に変化を生じ部分で、溶接部は、母材と溶接金属の中間部分になります。
一般的に溶接を施した部分は、溶接金属と熱影響部からなる溶接部と熱影響部の外側の領域で熱影響を受けない母材との、異なる性質をもつ金属の連続的な集合体となります。
溶接部における熱影響部での組織・性質・機械的性質の変化としては、硬さや切欠きじん性(衝撃値)に大きな変化をもたらします。
熱影響部は、”Heat-Affected Zone”の略から、”HAZ”とも言われます。
■硬化層
鋼は、炎焼入れ・高周波焼入れ・浸炭焼入れのような熱処理を行うと、表面が硬化します。
硬化した部分のことを「硬化層」と呼びます。
■ギヤの歯の硬度測定に多く採用
仕様
測定方式 | UCI(超音波接触インピーダンス)式 |
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対応プローブ | 10N(1kgf)、50N(5kgf)、98N(10kgf) |
硬さスケール | HRC、HV、HB、Mpa |
測定範囲 | HRC:20〜70、
HV:230〜940、 HB:90〜450、 引張り強さ:MPa 370〜1,740 |
測定精度 | HRC(ロックウェルC) : ±1.5%または±2
HV(ビッカース) : ±3%または±15 HB(ブリネル) : ±3% または±10 |
材質(プリセット) | スチール |
表示 | 標準、統計(最大、最小、平均、偏差、測定回数) |
動作温度 | -20℃〜40℃ |
電源 | 単3電池×2本 |
動作時間 | 約20時間 |
寸法 | 122×65×23mm |
本体重量 | 約0.2kg(プローブ除く) |
外部接続 | USB |
付属 | 本体
UCIプローブ(10N) USBケーブル & ソフトウェア 充電式単3電池×2本 チャージャー(充電器) キャリングケース 取扱説明書(和文) 校正証明書、検査成績書、トレーサビリティー体系図 保証書(1年) |
推奨表面粗さ
プローブ | 10N(1kgf) | 50N(5kgf) | 98N(10kgf) |
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推奨面粗さ | ≦ 1.5Ra | ≦ 2.5Ra | ≦ 4.0Ra |