笠原理化
濁度・色度センサTCR-30
濁度と色度を同時に表示、直読測定
(社)全国建築物飲料水管理協会 推奨品 認定番号M-016号
法にそったポリスチレン濁度に対応した仕様
濁度・色度センサTCR-30の特長
- 濁度と色度を同時に表示、直読測定
- (社)全国建築物飲料水管理協会 推奨品 認定番号M-016号
- 法にそったポリスチレン濁度に対応した仕様
- 上水試験法、工業用水試験法や厚生労働省水質基準に関する省令に定める検査方法に準拠した透過光測定法(吸光光度法)を採用
- 色度測定範囲 : 0から50度 / 濁度測定範囲 : 0から50度
- 濁度の影響がなく高感度色度測定が可能
- ダブルビーム式光学センサー採用で色度における濁度の影響がありません
- 携帯に便利なハンディタイプ、重さはわずか300g
従来は濁度・色度の標準列を利用した煩雑な目視比濁法で、目視判定の個人差や目視測定精度に問題がありました。
濁度・色度センサTCR-30の用途
浄水場、簡易水道、工業用水、建築物の受水槽、浴槽、遊泳プール、食品飲料、工業排泄、中水道、学校、研究室
厚生労働省 水質基準により、水道水や浴場、遊泳プール水などの濁度と色度の測定をし、適切に水質管理することが定められています。
平成15年、水道法水質基準に関する省令改正(厚生労働省令第101号)で濁度標準物質に5種混合ポリスチレン系粒子懸濁液が適用されました。
濁度・色度センサTCR-30の仕様
品名 | 濁度・色度センサー |
---|---|
型式 | TCR-30 |
測定原理 | ダブルビーム透過光測定法(吸光光度法) |
測定範囲 | 色度:0.00~50.0度(白金コバルト色度標準) 濁度:0.00~50.0度(ポリスチレン濁度標準)/(ホルマジン濁度変更可) |
測定方式 | センサー部浸漬測定、表示10秒後オートパワーオフ |
分解能 | 0~9.99度(0.01度) / 10.0~50.0度(0.1度) |
再現性 | ±0.2度以内(一定条件で) |
警報表示 | BAT, CAL, S, ERR, TURB, COLOR 測定範囲外上限値で点滅表示 |
校正 | ゼロ:純水による スパン:別売標準液“10”度によりスパン校正可能 |
測定水条件 | 5~35℃(凍結しない事、直射日光を避ける事) 有機溶剤、強フッ素等共存不可、強酸アルカリ水避ける事 |
保護構造 | 防麈、防滴構造(IP63相当) |
電源電圧 | アルカリ乾電池 LR1(単5)×4ヶ(DC6V) |
外形寸法 | 48×32×320mm |
重量 | 約300g |
標準構成 | 濁度・色度センサー(本体)、乾電池(内蔵) 緩衝ゴム、測定容器、取扱説明書 保証書、携行ケース |
標準外付属品 | 濁度標準液(5種混合ポリスチレン)10度 250mL 色度標準液(塩化白金酸コバルト)10度 250mL |
お客様からの質問
Q. 簡易水道法において、現場の測定に適していますか?
測定値を書類に記載できるのでしょうか?
A. 厚生労働省で確認したところ、簡易水道法での日常検査において、現場での簡易測定としては、問題ないとのことでした。 ただし、公定法検査でなくてはいけないような試験は、分光光度計を使用した濁色度計が必要になります。