サトテック
リバウンド式硬度計 LM-100 サトテック
硬度計 LM-100 Dタイプ(汎用) がおすすめ。コンパクトサイズ
■センサー分離型・用途に合わせて選べるセンサー(インパクトディバイス)
・リーブ硬さ試験: HL
・ロックウェル硬さ試験 :HRB・HRC
・ビッカース硬さ試験 :HV
・ブリネル硬さ試験:HB
・ショア硬さ試験:HS
・引張強度:σb
■本体記録機能付
■鉄(鋳鉄)、ねずみ鋳鉄、ノジュラー鋳鉄、アルミニウム、黄銅、青銅、銅、ステンレス、鍛鋼、合金工具鋼
■用途に合わせて豊富なラインナップからインパクトディバイスを選択可能(インパクトデバイスの種類によっては測定可能な材質や対応する硬さ単位が異なります)
- コンパクトサイズの硬さ計なので、どこでも誰でも簡単に、すぐに金属の硬さ(硬度)を高精度に測定することができます。
- 鋼(鉄鋼)、ねずみ鋳鉄、ノジュラー鋳鉄、アルミニウム、黄銅、青銅、銅、ステンレス、合金工具鋼
- HL(リーブ)、HB(ブリネル)、HRB(ロックウェルB)、HRC(ロックウェルC)、HV(ビッカース)、HS(ショア)、σb(引張強度)の単位で計測できます。
- インパクト方向補正機能で、 上下左右斜めからの測定も可能
- リバウンド方式は、リープ硬さ計、反発式、エコーチップ硬さ計、EQUO式などの名称で表示されています。
- 本体とインパクトデバイス(センサー部)が、分離型。
- 用途に合わせて豊富なラインアップからインパクトディバイスを選択することができます。
リバウンド式硬度計 LM-100 サトテックの特長
- ボタン操作で簡単に、サンプルの材質、インパクト(衝撃)方向を設定
- 選択された任意の単位(HL, HRC, HRB, HB, HV, HSD)で硬度を表示
- バックライト機能
- インパクト(衝撃)方向
- 本体とインパクトデバイス(センサー部)が、分離型。
- 様々なタイプのインパクトデバイスの使用が可能です。幅広い対象物の硬さを測定することができます。
- 100データまでの測定データや設定モードを本体に記録可能
- 過去に保存された誤測定データの削除
- 簡易校正機能あり
- 低電圧表示と自動電源オフ機能付
- 専用ケーブルでPCとの接続可能
HL(リーブ)、HB(ブリネル)、HRB(ロックウェルB)、 HRC(ロックウェルC)、HV(ビッカース)、HS(ショア)、σb(引張強度)の単位
測定方向は上から下方向だけでなく、斜め方向、下から上方への測定に対する設定も可能
100グループ(各グループは1~7回までの測定と平均値を含む)
リバウンド式硬度計 LM-100 サトテックの主な使用例
- 設備機械、機械の部品や重い部品の検査
- 金型の表面検査
- 圧力容器、蒸気発生器、発電機などの検査、解析
- 生産ラインのベアリングやその他の部品の検査
- 保管された金属材料の識別
- ゆるい凹凸面での硬度検査
MTLボタンを押すと、ディスプレイのMATERIAL番号が0~9まで変化します。測定試料(サンプル)の材質に合った番号を選択します。
インパクトデバイス | 番号 | 材質 | HL | HB | HV | σb | HRC | HRB | HS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
D/DC | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ● | |||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ● | |||||
3 | アルミニウム (鋳鉄アルミ) | ● | ● | ● | |||||
4 | 黄銅 (真ちゅう) | ● | ● | ● | ● | ||||
5 | 青銅 | ● | ● | ● | |||||
6 | 銅 | ● | ● | ● | |||||
7 | ステンレス | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
8 | 鍛鋼 | ● | ● | ● | |||||
9 | 合金工具網 | ● | ● | ● | ● | ||||
DL | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
G | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ||||
1 | ねずみ鋳鉄 | ● | ● | ||||||
2 | 球状黒鉛鋳鉄 (ノジュラー鋳鉄) | ● | ● | ||||||
C | 0 | 鉄・鋳鉄 | ● | ● | ● | ● | ● |
※表中の●印は、測定できる材質に対する硬さ単位です。硬さ単位はそれぞれ、HL(リーブ硬さ)、HB(ブリネル硬さ)、HV(ビッカース硬さ)、HRC・HRB(ロックウェル硬さ)、HS(ショア硬さ)、σb(引張強度)を表します。
リバウンド式硬度計 LM-100 サトテックの仕様
測定方法 | リーブ硬さ試験法 |
---|---|
硬さ単位 | HL(リーブ)/HB(ブリネル)/HRB(ロックウェルB)/
HRC(ロックウェルC)/HV(ビッカース)/HS(ショア)/σb(引張強度) |
測定範囲※1 | HLD(200~960)/HB(30~651)/HRB(13.5~100)/
HRC(19.8~68.5)/HV(80~976)/HS(26.4~99.5)/ σb(375~2639) |
インパクトデバイス | Dタイプ(C/G/DC/DL/D+15はオプション) |
試験資材 | 鉄(鋳鉄)/ねずみ鋳鉄/ノジュラー鋳鉄/アルミニウム/黄銅/青銅/銅/
ステンレス鋼/鍛鋼/合金工具鋼 |
分解能 | 1HL/1HV/1HB/0.1HRB/0.1HRC/0.1HS |
精度※2
|
繰り返し精度:最大10HLD(HLD = 800の時) |
ディスプレイ | LEDバックライトつき |
メモリ | 100グループ(各グループは1~7回までの測定と平均値を含む) |
通信機能 | USBポート(USB mini-B端子x1) |
電源 | 単3形電池×2本 |
ソフトウェア |
Windows 10 /11対応 |
使用・保護環境 |
温度:0~50℃ 相対湿度:0~85%RH(結露なきこと) |
寸法 |
本体:高さ153mm・幅76mm・厚さD37mm
|
重量 |
本体:約310g(電池を含む)
|
規格 | GB/T 17394-1998 準拠/ASTM A956準拠 |
付属 | 取扱説明書(1)/インパクトデバイスDタイプ(1)/
サポートリング(2)(一つは装着済み)/硬さ基準片(1) ブラシ(1)/単3形乾電池(2)(テスト用電池) 保護ケース(1)/キャリングケース(1)/ソフトウェアCD-ROM(1) USBケーブル(1) |
別売品 | サポートリング アダプタ(サポートリング)セット12個入りMJ-RINGの詳細はこちら
インパクトデバイス C インパクトデバイス G インパクトデバイス DC インパクトデバイス DL |
※1:単位変換値に精度保証はありません。
※2:試料 5mm以上、5kg以上、Ra2㎜以内
硬度計(硬さ計)LM-100のと材質と硬度単位の関係
材質 | HL | HB | HV | σb | HRC | HRB | HS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鉄・鋳鉄 | 300~960 | 80~647 | 80~976 | 774~1710 | 19.8~68.5 | 59.6~99.6 | 26.4~99.5 |
ねずみ鋳鉄 | 440~650 | 140~334 | 782~2058 | ||||
球状黒鉛鋳鉄 |
416~660 |
140~387 | 747~1888 | ||||
鋳鉄アルミ | 200~560 | 30~159 | 736~2026 | ||||
黄銅 |
200~550 |
40~173 | 781~2045 | 13.5~95.3 | |||
青銅 | 300~700 | 60~290 | 1170~2639 | ||||
銅 | 200~690 | 45~315 | 740~1725 | ||||
ステンレス | 300~960 | 80~647 | 83~976 | 850~1947 | 19.8~68.5 | 59.6~99.6 | 26.4~99.5 |
鍛鋼 | 400~802 | 142~651 | 742~1845 | ||||
合金工具網 | 300~960 | 83~976 | 375~788 | 22.6~69 |
リバウンド式硬度計 LM-100 サトテック インパクトデバイスについて
タイプ | 用途 |
---|---|
D型 | 標準的なプローブで、ほとんどの硬さ試験をカバーできます。 |
DC 型 | 配管やシリンダーの内壁測定用です。(内径100mm以上) |
DL型 | 針(∅4mm×50mm)のような構造で、非常に狭い面や溝の底、ギアの溝など特殊な場所を測定するのに最適です。材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
C型 | 表面硬化材料、皮膜、薄壁あるいは衝撃に敏感な材料の硬度測定用に使用します。衝撃エネルギーをD型の25%程度に弱めたプローブです。多少の表面粗さにも対応しています。材質対象は鉄・鋳鉄のみです。 |
G型※ | D型の約9倍までの衝撃エネルギーに対応しています。ブリネル硬度試験レンジでのみ、更に仕上げ品質の低い部分の測定に使用できます。鋳物や鍛造物のような重量のある部品で使用します。 |
※:インパクトデバイスGタイプのみ、テストブロックが別途必要
硬度計(硬さ計)LM-100の測定前の前処理
測定の精度を高めるために測定物の表面を研磨し滑らかにしてください。 磁気を帯びたものの測定は避け 測定物の表面温度は、120℃以下にして下さい。
重量について
- 正確な測定のために、厚さ、重さ、中空でない事を確認してください。
- インパクト部品が打つことに耐える硬さが必要です。
- 5kg以上の中空でない試験片は、支持台なしで直接測定が可能です。
- 3kg~5kgの試験片は、測定による破損、変型を避けるため5kg以上の支持台に固定してください。
- 2kg以下の試験片も5kg以上の支持台に固定してください。
- 試験片と支持台の表面は、硬く、清潔で滑らかにしてください。
- 両者をさらに固定するために、ワセリンやイエローグリ-スの使用も有効です。
- しっかりとした接合には、若干の経験が必要です。
- 接合が適切でないと正確な測定が期待できません。
- 次のような条件が満たされない場合、適切な接合作業が測定前に必要です。
・試験片の表面とベースプレートは、地面と平行で平らな状態が要求されます。
・測定時インパクトデバイスと試験片の表面は、垂直状態です。
・試験片には、3mm以上の厚さが必要です。
滑らかさについて
- より正確な測定のため、試験片表面の粗さ(Ra)は、2μm以下まで研磨してください。
清浄度について
- 測定精度を高めるために試験片表面は、油染み、錆び、電気メッキ、塗装跡などがない清潔な状態で測定してください。
安定度について
- 測定中試験片の変位を避けるため試験片をインパクト方向と垂直にしっかりと固定してください。
・試験片に充分な重量と厚さがあるにも拘らずインパクトの衝撃によりテスト部分が変型したり、振動したりすることがあります。
・テストする試験片の硬度は、通常よりも低くなりなす。
特に、大きな板状、長い棒や竿状、曲面状の物についてこの傾向があります。
このような試験片は、下図の内容を注意して測定してください。
・半径の曲率が30mm(R30)以上の場合は、そのまま硬度 の測定が行えます。
・半径の曲率が30mm(R30)以下の場合は、曲率を補う サポートリング(別売品)が必要です。
硬度計の試験片要求仕様
試験片 | 試験片の重さ(Kg) | 最低厚さ(mm) | 最大粗さ | ||||||
インパクト
デバイス |
支持台と固定が必要 | 支持台で保持 | 支持台不要 | 試験片 | 硬化層 | ISO | Ra | Rz | |
D | 0.05~2 | 2.5 | > 5 | 3 | 0.8 | N7 | 2μm | 10μm | ▽6 |
硬度計(硬さ計)LM-100のオプション
アダプタ(サポートリング)セット12個入りMJ-RING リバウンド式硬さ計(硬度計)用
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