データ収集通信制御サーバ WD100-S32(LTEあり) / WD100-N32(LTEなし)(遠隔監視システム)
工場施設や設備機器、センサの稼働状況を見える化し、一元管理。
障壁透過、遠距離通信可能。
電流出力型各種計測器やセンサを接続した子機から、離れた位置の親機へデータ収集します。
子機から親機へのデータ送信は、見通しで 11km以上、密集地で 3km以上の遠距離通信も可能。
収集したデータは、LTEまたはLAN経由で上位システムに送信できます。
低電力で広範囲エリアのデータ収集が可能な、LoRa無線方式を用いたIoTシステム。
●最大32台までの各種計測・制御ユニットとのLoRa通信を管理
●各種計測・制御ユニットを設定・監視
●外部との接続には、PoE給電し様のギガビットLANとLTE通信に対応
●遠隔から制御ユニットを指示・制御
LPWA対応IoTセンサによる計測システム構築が可能。これ1台で最大32台までの子機(各種計測・制御ユニット)と接続
特長
■LoRa無線方式による遠距離通信
LoRa無線方式の採用により、見通しで 11km以上、密集地で 3km以上の通信が可能です。
工場内では、これまでの無線伝送機器では不可能あるいはよく切れる状態だった通信が、安定して行えます。
■低消費電力
長寿命バッテリー内蔵で、外部電源は不要です。
約2W~6wの消費電力で、屋外で利用する際にも電源供給方法の選択肢が広げられます。
■屋内・屋外の設置を問わず
防水キャビネットに搭載することで、屋外での利用も可能です。
動作温度も 0℃から+55℃と日本の四季の環境変化にも十分対応できます。
防水仕様:IP67
■単位変換
計測装置やセンサから得られた数値を計測し、データを集積します。
これにより、Excel等の簡便なデータ処理も簡単に行えます。
■他のWD100シリーズ計測ユニットとの組合せ可能
既存の WD100シリーズ用環境計測ユニットと組み合わせてデータを一元的に収集できます。
用途
農業ハウス、食品工場、流通倉庫、稼働管理、薬剤管理等の監視や制御が簡単に行えます。
仕様
本体仕様 | |
機器設定方式 | Webブラウザを介して、手順に従い設定(詳細は取扱説明書に記載) |
カレンダ/時計 | ボタン電池によるバックアップ(航空危険物対象外) |
使用環境条件 |
温度: 0~55℃ (ACアダプタ利用時)、-10~60℃ (PoE利用時)
湿度: 0~100%RH (結露なきこと) 海抜: 3,000m以下 |
防水仕様 | IP67 (ただしACアダプタ使用時を除く) |
ACアダプタ (標準付属) |
本体専用品。UL適合、PSE適合(トラッキング対策済)
寸法(mm): W46 x D34 x H25 (突起部、ケーブル含まず) 入力電圧: 100-240VAC 50/60Hz 出力電圧: 5VDC 1A 質量: 約100g ケーブル長: 約1.6m |
寸法(mm) | W130 x H175 x D45 (アンテナ、突起部除く) |
質量(g) | 450 (ACアダプタ、LTEアンテナ、LoRaアンテナ、LANケーブル含まず) |
消費電力 | 約6W (WD100-S32)、約2W (WD100-N32) |
定格電圧 | 5VDC(本体) / 100-240VAC (ACアダプタ) / PoE受電 |
安全規格 | CE準拠、UL準拠 |
EMC規格 | VCCI Class A適合 |
環境規格 | RoHS指令適合 |
無償保証期間 | 出荷後1年間 |
通信/
ネットワーク 仕様 | |
LTE |
電気通信事業法適合、認証番号:D15-0201001、
電波法技術基準適合、工事設計認証番号:001-A06417 |
SIM |
利用にあたってはDocomoと別途契約が必要
(他のSIM搭載についてはお問い合わせください) |
LTEアンテナ | 電波法技術適合品、ケーブル長2m |
LTEデータ通信 | 有効/無効の設定可能、APN(アクセスポイント名)の指定可能 |
回線接続状態 | Webブラウザにより状態を表示(未接続、接続中) |
LTE受信レベル | Webブラウザにより状態を表示(圏外、1本、2本、3本) |
LoRa |
電波法技術基準適合、工事設計認証番号:001-P01026
920MHz帯 (920.6 - 923.4MHz) |
LoRa通信拡散率 |
LoRa Private採用
拡散率(7~12)を電波到達状況に合わせて変更可能 Webアクセスでパラメータを変更後、磁カスイッチによる設定内容を変更 |
LoRaアンテナ | ダイポールアンテナ(デフォルト)、外部ダイポールアンテナ(オプション) |
LoRa通信電波強度 | Webブラウザにより、通信サーバと計測モジュール間の通信を通信サーバで受信した電波強度を表示 |
LoRa通信到達距離 ※ |
参考値:約3km(密集地)、約11km(見通し良好地)
実験値:東京都内(展望台)~高尾山(展望台)間約42kmの通信を確認(見通し通信) |
有線LAN |
ギガビットイーサ(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tのオートネゴシエーション)
ケーブル長10m(固定)、防水対応のため本体側は着脱不可、他端はRJ45コネクタ |
ネットワーク速度 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps
(オートネゴシエーション、全二重、半二重の設定可能) |
PoE | PoE受電装置、IEEE 802.3af, 802.3at, PoE給電装置からLANケーブルを利用して給電 |
IPネットワーク | IPv4、IPv6およびデュアルスタック |
DNS | プライマリ/セカンダリアドレス指定可能 |
DHCP |
設置環境でDHCPサーバが稼働している場合、以下の内容を取得できます
IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス、DNSサーバアドレス |
セキュリティ | HTTP, HTTPSによるWebアクセス、アクセスユーザ設定によるアクセス制御、IPフィルタ |
サポートプロトコル | ARP, HTTP, HTTPS, ICMP, RSH, NTP, SMTP, SNMP(v1/v2c/v3), TCP/IP, UDP |
※ 通信距離は、途中の地形や障害物の影響を受けます。
機能仕様 | |
モニタ表示 |
Webブラウザを搭載した機器より、遠隔から次の状態を確認可能。
センサ状態:各計測ユニットの現在値や通信状態を一覧表示 |
接点状態:各接点監視制御ユニットの現在の接点状態を表示 | |
飽差状態:選択された計測ユニットから現在の飽差値を表示 | |
機器設定 | 各計測ユニットに対して、通信ポーリング間隔、ログデータ取得間隔を設定可能 |
ネットワーク設定 (有線LAN) |
IPv4およびIPv6共に、IPアドレスとゲートウェイアドレスの設定が可能
IPv4アドレス設定ではDHCPの設定可能 |
LTE設定 | WD100-S32のみ有効
有効/無効、APN、認証ユーザ名、パスワードの設定可能。回線接続状態、アンテナレベル(接続強度)を表示 |
時刻設定 | 手動またはNTPサーバ指定による自動時刻設定 |
アクセス制御 |
最大10ユーザの登録と個別パスワード及び情報参照/制御/設定の権限設定
最大10個のIPアドレスを指定によるアクセス制限、およびIPフィルタの有効/無効指定 |
NTPクライアント機能 | 登録したTime Server(NTPサーバ)との時刻同期可能。タイムゾーン設定可能 |
クラウド通信 | MQTTプロトコル対応。LAN経由またはLTE経由の選択可能(LTE経由はWD100-S32のみ有効) |
電子メール |
POP/SMTPサーバ対応
異常通報の電子メール送付先を10件設定可能。グループアドレス、携帯電話のメールアドレスも設定可能 |
電子メール内容設定 | 送信する電子メールの定型内容を20件定義可能。イベント内容の差し込み定義も可能 |
FTP通信 |
FTPサーバ(例:FTPサーバ機能を持つネットワークストレージ、NAS)を指定してログデータを自動的に送信
ログデータはCSV形式で記録 |
対応SNMP | SNMPv1, SNMPv2c, SNMPv3 |
コマンド設定 | 最大20の外部機器制御用コマンド設定可能 |
警告通知 | 最大8箇所へのSNMPトラップ送信 |
接点出力制御 |
最大40テーマの出力状態を定義可能
1つのテーマに指定する出力制御装置の各接点出力(ON/OFF/なにもなし)を定義 例えば、制御と復旧では2テーマの定義が必要 |
遠隔制御 | TELNETまたはSSHによる遠隔制御可能 |
ログ転送 | イベントログおよびデータログをそれぞれ指定したアドレスに転送可能 |
センサ設定 |
土壌センサと日射センサの設定を行う
土壌の湿度/温度データを設定 日射センサの感度パラメータを設定 |
スケーリング設定 | 4-20mAや0-5Vなどのアナログ出力値を物理値にスケーリングする設定 |
パルス入力設定 | パルス出力機器のパルスを物理量に変換する設定 |
センサパラメータ設定 |
各計測ユニット、接点監視制御ユニット、LoRaゲートウェイ等のLoRa通信パラメータを設定
ID、モード有効/無効、送信間隔、リトライ有効/無効、LoRa通信サーバ、LoRa拡散率等を設定可能 |
ゲートウェイ設定 | 本体のLoRa通信チャンネルと拡散率を設定 |
閾値判定機能 |
計測センサや出力センサに対して、上限注意値、上限警告値、下限注意値、下限警告値を設定
接点入出力監視ユニットの各入力信号視 判定後のアクションを設定可能 |
アクション設定 |
最大20種のアクションを定義可能
アクション実行の条件は、閾値判定および入力信号判定 アクション実行項目は、電子メール送信(最大10箇所)、SNMPトラップ通知、コマンド実行、接点出力制御ユニットの接点制御を組み合わせて定義可能 定期的にセンサの現在値を送信する設定 |
振動センサ設定 |
振動センサのセンシング設定
測定データをグラフ表示 測定データの送信方法の設定 6つの帯域に分けて閾値を設定し、判定後のアクションを設定 |
イベントログ |
Webログイン、TELNET接続、SSH接続、メール送信成功、メール送信失敗、接点入力状態変化のイベントを項目として選択可能
異常の発生、復帰などをタイムスタンプと共に最大1,000件記録 自動メール送信機能(イベントログを添付ファイルとしてメール送信) 停電・瞬断でも記録された内容は消えない |
データログ |
各計測ユニットのセンサ情報、接点情報を受信時間を元に記録、保存
各ユニット単位でのログの確認可能 メール送信、FTP通信でデータログファイルを自動転送 |
センサデータ調整 |
各センサの経年誤差を補正するためのオフセット値を入力可能
CO2については、自然界の値400ppmにオフセットする機能あり |
コマンド実行機能(本機からの制御) | アクション実行によりrsh、snmpgetコマンド、snmptrapによる実行が可能 |
ソフトウェア | Web上よりファームウェアのアップデートが可能 |
バックアップ/リストア |
各種設定データを一括または個別にバックアップおよびリストアが可能
個別指定項目は、SNMPトラップ、SNMP v1/v2c、SNMP v3、電子メール内容設定、実行コマンド設定 |
自己診断 | WatchDogによる監視 |
遠隔環境計測・制御システムが構築できるWD100シリーズ
Wi-FIや特定省電力無線やBluetoothでは難しいノイズに強い遠距離通信が可能(実績42km通信距離)。
省電力、遠距離通信が可能なLoRa無線方式を採用したデータ収集管理制御通信サーバ。
同シリーズで提供される各種センサ付き計測ユニットや制御ユニットを最大32台管理可能。
各ユニット間の通信距離は密集地で約3km、見通し距離で約11km。
データ収集間隔は計測ユニット毎個別に指定可能。
収集したデータはLTE、LAN経由で上位システムとの連携が可能。
FTPサーバ(NAS)を利用した最小システムも構築可能。
閾値設定ができ、異常判定を行いネットワーク警告灯、電子メール送信、接点制御等の連携可能。
SNMPに対応し遠隔からの制御が可能。
動作温度範囲は、-10℃から+55℃。IP67防水対応。LANはギガビットでPoE対応。
クラウドとはMQTTで通信可能。
データ収集通信制御サーバー(ゲートウェイ)
WD100-S32 | データ収集管理制御通信サーバ
LTEアンテナつき |
WD100-N32 | データ収集管理制御通信サーバ
LTEアンテナなし |
制御ユニット(センサー端末)
型 式 | 品 名 |
WD100-T | 温度計測ユニット |
WD100-td | 温湿度計測ユニット |
WD100-T3H | 温湿度計測ユニット |
WD100-T2HG | 温湿度/地熱温度計測ユニット |
WD100-tdLC | 温湿度/照度/CO2 計測ユニット |
WD100-tdLG | 温湿度/照度/土壌水分計測ユニット |
WD100-tdP | 温湿度/日射計測ユニット |
WD100-P | 日射計測ユニット |
WD100-DI | 接点入力信号監視ユニット |
WD100-DIO | 接点入出力信号監視制御ユニット |
WD100-GWI | 電流計測ゲートウェイ・ユニット |
WD100-GWV | 電圧計測ゲートウェイ・ユニット |
WD100-WL8 | 投げ込み式水位センサ(8m) |
WD100-WL13 | 投げ込み式水位センサ(13m) |
WD100-FA02 | 熱電対温度計測ユニット |
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